摂食障害という隠れ蓑

5日からカショオの時間を3時間に短縮したけど全然痩せない。

カショオを覚えて早5年。
その間に体重は少しずつ減少を始めて一気に28キロまで行った。

リバウンドなんて一度も経験しなかったのにこの半年で14キロも増えた。

ありえない数字。

なんでここまで来るまでに気づかなかったんだろう。
いや気づいていたのに目をそらしていただけだ。

愚かな自分。

ガリガリに痩せてなきゃいけないのに。

家族や友達、医者や看護婦に大事にされるための必須の条件なんだから。

ガリガリの私にみな優しい。

ご飯食べれなくて可愛そうって思ってくれる。
ほんとは死ぬほど食って吐きまくる過食嘔吐だけど。

普通体型になっちゃったら普通の人間として扱われる。

誰も苦しんでるなんて気づいてくれない。

病院でいかにも拒食症って感じの子見ると羨ましく思う。車椅子で点滴しながら看護婦さんに連れられてて。

きっとあの子達はご飯食べるだけでエライって思われて、いつも心配してもらってて、生きてるだけでいい存在なんだろう。それが何より羨ましい。

ガリになって失ったものは大きいけれど何故か手放せない。

病気でいることが心の救いなんだ。

それでもいつか摂食障害という隠れ蓑を手放せる時が来るんだろうか？

健康がいいって思えるときが来るんだろうか？

今はどうしてもアンヘルシー、アブノーマル、ダークサイド、アングラ的なものに惹かれる。

いつから心に闇が出来てしまったんだろう。

心身ともに健康だった頃の自分どこ行っちゃったんだろう。

自殺が未遂に終わっていい事なんて何もなかった。

こんなはずじゃなかった。

あの時死んでれば良かったのに。

助かってからのこの5年間、自殺企図・自傷行為・過食嘔吐しかしてない。

助かった意味なんて何もないじゃん。

なんで生きたい人が生きられなくて、死にたい人が生きなきゃいけないんだろう。

どっちが辛いかな。

自分の命を生きたい人にあげられたらいいのに。